学生生活・就職のTOPICS 産学連携「ベススタ埋めたいプロジェクト」2年目の挑戦

産学連携「ベススタ埋めたいプロジェクト」2年目の挑戦

経済学部の学生が参加する産学連携プロジェクト「ベススタ埋めたいプロジェクト(PJ)」が、今年度2年目を迎えました。本プロジェクトは、アビスパ福岡のオフィシャルパートナーである株式会社エイジェックを主軸に、県内4大学(久留米大学、福岡大学、九州産業大学、中村学園大学)が連携し、学生ならではの視点で集客施策を企画·実践する取り組みです。

アビスパ福岡のホーム最終戦における「ベスト電器スタジアム(ベススタ)のシーズン最多観客動員」を目標に、本学は「福岡県南部エリアからの集客アップ」をテーマとして活動しました。学生たちはどのような思いでこのプロジェクトに取り組み、何を学んだのでしょうか。プロジェクトに参加した学生の内6名に話を聞きました。

初参加のメンバー(3年柳太陽さん、4年清原響之助さん、3年山田凌夢さん)
初参加のメンバー(3年柳太陽さん、4年清原響之助さん、3年山田凌夢さん)
2年目のメンバー(3年末岡ひばりさん、3年中村楓夏さん、3年谷口瑠依さん)
2年目のメンバー(3年末岡ひばりさん、3年中村楓夏さん、3年谷口瑠依さん)

本プロジェクトへの思い

今年度の久留米大学チームは、昨年度から継続して参加する2年目のメンバーと、今回初めて参加するメンバーが混在する構成となりました。2年目のメンバーに共通していたのは、昨年の活動で十分な成果を出せなかったことへの悔しさです。「今年こそは結果につなげたい」そんなリベンジの思いを胸に、今年度の活動に臨みました。一方、初参加のメンバーは、サッカー経験や観戦を趣味としてきたことをきっかけに本プロジェクトに興味を持ち、「サッカーに関わる活動に携わってみたい」という思いから参加しました。

キックオフミーティングの様子
キックオフミーティングの様子
橋本悠選手と一緒に意見を出し合いました
橋本悠選手と一緒に意見を出し合いました

取り組んだ活動内容

学生たちは、株式会社エイジェックの担当者と定期的にミーティングを行いながら、活動内容を具体化していきました。学生だけのミーティングも重ね、役割分担やスケジュールを調整しながらプロジェクトを進行しました。

協賛金集め:学生たちは40社以上の企業や店舗を訪問し、協力を依頼しました。その結果、16社から協賛を得ることができました。前年の経験を踏まえ、協賛内容や企画説明の方法を見直したことが成果につながりました。また、別件でアビスパ福岡のスポンサーであるチャイナエアラインと接点を持ったことをきっかけに、企画説明の機会を得て、大きな協賛をいただきました。さらに、アビスパ福岡の選手のサイン入りトートバッグの提供もご提案いただきました。

ポスター貼り:協賛企業・店舗や学内にポスターを掲示し、周知活動を行いました。昨年は1か所につき1枚の掲示でしたが、今年は横に連なる形で掲示することで、より目に留まりやすくなるよう工夫しました。

エイジェックとのミーティングの様子
エイジェックとのミーティングの様子
協賛金のお願いで企業を訪問
協賛金のお願いで企業を訪問
チャイナエアラインから提供いただいた選手のサイン入りバッグ
チャイナエアラインから提供いただいた選手のサイン入りバッグ
ポスターを連貼りして目立つように工夫しました
ポスターを連貼りして目立つように工夫しました

チラシ·推し冊子作成:プロジェクトの内容や協賛広告を掲載したチラシを作成しました。作成にあたっては、エイジェックから情報の分かりやすさや企業ロゴの配置について助言を受けました。また、昨年好評だったプロジェクトメンバーの「推し選手」を紹介する冊子も制作。選手紹介ページは、メンバーの思いが伝わるよう、あえて手書きで仕上げました。

学園祭:活動期間中に行われた学園祭では、ブースを出展し、資金調達とプロジェクト周知に挑戦しました。「揚げパン」ならぬ「あびぱん」を販売。この名称は、チャイナエアライン担当者との会話から着想を得たものです。ベススタ埋めたいPJの公式SNSをフォローまたはリポストすると50円引きになる仕組みを取り入れ、250個を販売。プロジェクトの認知拡大にもつながりました。

学生の心がこもった推し冊子
学生の心がこもった推し冊子
学園祭で「あびパン」を販売
学園祭で「あびパン」を販売

チケット販売:学内では特典付きチケットを販売しました。学生の通行が多い場所に販売所を設け、昼休みの時間を利用して約2週間、メンバー全員で協力して販売に取り組みました。昨年は5枚の販売にとどまりましたが、今年は目標の28枚を超える31枚を販売することができました。

特典満載のスペシャルチケットを販売
特典満載のスペシャルチケットを販売
目標以上のチケットを売り上げました
目標以上のチケットを売り上げました

こうした取り組みの結果、アビスパ福岡のホーム最終戦では、今季最多となる17,587人の来場者を記録しました。学生たちの活動が、スタジアムのにぎわいにつながる一因となりました。

参加した学生からは、「初参加のメンバーが中心となって動き、2年目のメンバーがサポートする形でチームとしてまとまれた」「昨年の経験があったからこそ、今年の成果につながった」「報告や連携の重要性を実感した」といった声が聞かれました。また、「まずは行動することの大切さ」や「責任感とフットワークの軽さが身についた」といった学びもあげられました。

今回リーダーを務めた山田さん
今回リーダーを務めた山田さん
手のサインはアビスパ福岡30周年を記念したもの
手のサインはアビスパ福岡30周年を記念したもの

今回リーダーを務めた経済学科3年の山田凌夢さんは「リーダーになるのは初めてで、このプロジェクトへの参加も初めてだった。何から始めればよいのか分からず、メンバーの前で話すことにも不安があった。思うように進まず、精神的に追い込まれることもあったが、エイジェックの担当者が丁寧にサポートしてくださり、とても心強かった。期限や役割を明確にしながら、メンバーとコミュニケーションを取り、相談しながら進めることができた。貴重な経験になった」と振り返りました。

産学連携による実践的な学びは、学生一人ひとりの経験として今後の学修や進路にも生かされていきます。久留米大学では今後も、企業や地域と連携した取り組みを通じて、学生の挑戦を支えていきます。