学生生活・就職のTOPICS 第131回日本解剖学会で医学科生4名が研究成果を発表

第131回日本解剖学会で医学科生4名が研究成果を発表

3月24日から26日にかけて東京慈恵会医科大学にて開催された「第131回日本解剖学会総会・全国学術集会」の学生セッションにおいて、医学部医学科の学生4名がポスター発表を行いました。

今回発表を行ったのは、以下の4名です。

  • 医学科4年 杉原 優志
    発表演題:脾臓特異的NR5A1欠損マウスにおける血管内皮細胞分化過程の組織学的解析
  • 医学科3年 赤坂 匠
    発表演題:Uncover the effect of Phospholipase Cγ1 on pancreatic cancer invasion upon glutamine starvation
  • 医学科3年 飯盛 由人
    発表演題:Role of Myosin Light Chain Kinase in regulating primary cilia of pancreatic cancer cells under glutamine-deprived conditions
  • 医学科3年 權藤 佑莉
    発表演題:Nr5a1遺伝子の胎仔型ライディッヒ細胞エンハンサー欠損によるtheca-interstitial cellの消失が卵巣の発育に与える影響について

杉原さんは令和6年度に、権藤さんは令和7年度に解剖学講座 顕微解剖・生体形成部門においてリサーチ・マインド育成プログラム(RMCP)を受講し、その成果を発表しました。

赤坂さんと飯盛さんは、令和7年度のRMCPで台湾国立成功大学に留学し、その成果を発表しました。


杉原 優志 さん
杉原 優志 さん
赤坂 匠 さん
赤坂 匠 さん
飯盛 由人 さん
飯盛 由人 さん
權藤 佑莉 さん
權藤 佑莉 さん

学生コメント

杉原 優志 さん
今年も2年連続で学会発表の機会をいただきました。
昨年の学会での反省や経験を活かし、この1年間研究を続けてきました。今年は昨年よりも発表内容の難易度が上がり、部活動に加えてCBTや病院実習との両立もあり、限られた時間の中で研究を進めることに苦労する場面もありました。
そのような中でも、この1年間楽しく有意義に研究を続けることができたのは、嶋教授、宮林先生、井上先生をはじめとする顕微解剖の先生方・スタッフの皆様の温かいご指導と、切磋琢磨しながらともに研究に取り組んだ後輩たちの存在があったからです。心より感謝申し上げます。
今後は卒業までに論文を完成させることを目標に、これからも勉学と研究に精進していきます。

赤坂 匠 さん
3年次のプログラムであるRMCPで取り組んだ研究内容を、今回の解剖学会で発表しました。学生のうちから世界に目を向けたいという思いに加え、1年次に学んだ組織学の分野をさらに深く学びたいと考え、台湾を実習先に選びました。
実習先では研究内容について英語でやり取りすることに苦戦しましたが、先生方のご指導のおかげで無事に終えることができました。学会では準備した内容をもとに、要点を絞って分かりやすく説明することを心がけました。primary ciliaを研究されている他の先生方とも意見交換をすることができ、いい経験となりました。
今後も引き続き研究に励むとともに、学業にも力を入れていきたいと思います。
最後に、このような機会を与えてくださった嶋先生をはじめ、研究をご指導いただいた王家義先生、林芮綺さん、井上先生ならびに顕微解剖の先生方に感謝申し上げます。

飯盛 由人 さん
RMCPを通じて台湾で行った研究を、今回学会で発表する機会をいただけたことを大変光栄に思います。また、これまで支えてくださったすべての方々に心より感謝いたします。
研究を始めた当初は分からないことばかりで、基礎的な内容についても十分に理解できていない状態でしたが、温かくご指導くださったラボのメンバーや顕微解剖講座の先生方のおかげで、無事に研究を進めることができました。研究終了後も、仲間とともに結果について議論を重ねた時間は非常に貴重な経験となりました。
ポスター作成においても自分一人の力では成し得ず、多くの方々の助けをいただきながら完成させることができました。
台湾での滞在中は、研究活動に加えて現地の方々との交流や異文化に触れる機会にも恵まれ、大変有意義な時間を過ごすことができました。そこで築いたつながりも、今後大切にしていきたいと考えています。
今回の学会発表を通して、本当に多くの方々に支えていただきました。研究はひと区切りつきましたが、今後も研究を続けていきたいと思います。改めて、心からの感謝申し上げます。

權藤 佑莉 さん
私はRMCPにおける顕微解剖講座での研究をきっかけに、今回、日本解剖学会でポスター発表を行う機会をいただきました。
RMCPや学会準備期間を通して、先生方や仲間と考察やポスター構成について議論する機会が多くありました。相手に説明する中で、自分の理解が十分でない点を整理する過程は難しさもありましたが、知識がつながり、納得のいく説明ができたときには大きな達成感を得ることができました。
学会当日は多くの方にポスター発表をご覧いただき、研究内容を自分の言葉で説明しながら質疑応答を行いました。質問を通して今後の研究につながる議論をさせていただくことも多く、大変充実した時間となりました。
今回の経験を通して、研究内容を分かりやすく発信する力の重要性と、自分の課題を改めて実感しました。これらを今後の研究に活かしていきたいと思います。
これまで手厚くご指導くださった先生方、共に取り組んできた仲間、そして研究室の温かい雰囲気のおかげで、このような貴重な機会をいただき、研究の奥深さを学ぶことができました。心より感謝申し上げます。

教員コメント

今回発表を行った4名は、いずれも熱心に研究に取り組み、正規のプログラム以外の時間も費やして今回の発表にいたりました。
自分の研究内容について、全国の研究者と真剣に議論する場を得られたことは、かけがえのない財産だと思います。
今後も彼らが研究マインドを持ち続けてくれること、そして多くの学生が彼らの後に続くことを願っています。

解剖学講座 顕微解剖・生体形成部門 嶋雄一教授