学部・大学院のTOPICS 令和5年度国家試験合格率(保健師、助産師、精神保健福祉士で100%) のコピー

助産師・保健師国家試験合格率100%を達成
医学部看護学科の令和5年度の国家試験結果は、保健師・助産師で受験者全員が合格しました。
医学部看護学科は久留米大学医学部の前身である九州医学専門学校の時代から看護師養成が行れ、平成6年、西日本の私立大学としては最初の4年制看護学科として設立されました。県内でも屈指の歴史と伝統をもち、例年高い国家資格合格率を誇っています。
〇令和5年度新卒 看護師 99.1% 保健師 100% 助産師 100%
(全国平均 看護師 93.2% 保健師 97.7% 助産師 99.3%)
〇令和4年度新卒 看護師 100% 保健師 100% 助産師 100%
文学部社会福祉学科の精神保健福祉士でも合格率100%を達成
教授 飯田史也
氏名川口 俊明(かわぐち としあき)所属学校教育研究ユニット出身地高知県最終学歴大阪大学大学院
人間科学研究科
博士後期課程 修了取得学位博士(人間科学)
氏名飯田 史也(いいだ ふみや)所属学校教育研究ユニット出身地広島県最終学歴広島大学大学院
教育学研究科博士課程後期取得学位博士(教育学)本学着任1989年
3年前の自身の夢と、3年後の自身の反省に、
今日一日の自分をCheckしてもらおう。
専門の研究テーマについて
「仏語系専門学術人材」という飯田自身の造語をもとに、とくに明治期の日本の高等教育が、フランス語という語学をベースにしつつ、フランスからどのように専門学術の受容を行なってきたのかを明らかにするのがライ フワークです。あまり知られていないのですが、明治初期の日本では法律、造艦、工兵・砲兵、土木・建築等の分野でフランスの専門学術を取り入れています。しかし明治中期以降これらの学術移入国はイギリス、ドイツ、アメリカ等へと切り替わってしまいます。「独語系・英語系専門学術人材」などとの比較をもとに、その理由を考察することも研究課題の一つです。
大学教員に進むことになったきっかけについて
私は、2歳のときに父を交通事故で亡くしました。大学1年の夏休みの「交通遺児育英会」の大学奨学生合宿で、自分がどれだけ社会の善意に助けられて修学しているのかということを思い知らされ(詳細は本学健康科学センターの『Message』 No.110に書きました)、おかげで1年生後期からは4年間無遅刻・無欠席の優秀?な学生となりました。ま、実際には実家も大学通用門まですぐのところだったのですが。卒業論文を書くときに、恩師(三好信浩広島大学名誉教授)のおかげで教育史研究の楽しさに目覚め、その勢いで大学院に進学してしまい、それはもう不肖の弟子でしたが、そのまま今に至っているというわけです。
研究成果の教育への還元について
都合8度目の訪問となった釜山教育大学校附設初等学校 小倉・福岡・久留米附小の先生方、北村附属学校課長と(当時)
私は福岡教育大学の留学生専門教育教員なので、「日語系専門学術人材」ともいえる現在の留学生たちの教育に自身の研究成果を活かすよう務めています。また研究領域ではないのですが、息子が知的障害児なので、父親としての想いと経験とを構造化(客観化・相対化・一般化)して、授業のみならず免許更新講習などでもお話しするようにしています。
こだわりの物・考え・モットーについて
附属小倉小学校校長1年目のころ
母子家庭でしたが、大学院まで行かせてくれた母には感謝しています。停年まで勤め上げたその 母も、夭折した父も、広島大学の事務官だったので、私も国立大学の事務職についてはよく理解して いるつもりです。それで仕事のモットーは事務職員の皆さんとの「チーム福教大」なのですが、毎日ご迷惑をおかけしてばかりです。附属小倉小学校校長の3年間には、7つの附属学校園の先生方や、保護者の皆さんに日々援けてもらいました。この時培った人間関係を大切に、何か恩返しできることがないか考えています。中学校と大学の吹奏楽部、高校のオケでは、ずっとホルンを吹いていました。「昔取った杵柄」で、 附属小倉小校長の時に「部活における附属小・中連携の一環」として参加して以来毎年、附属小倉中学校の吹奏楽部の定期演奏会に出させてもらっています。もちろん演奏技術は生徒たちのほうが上です。また妻は、息子の子育ての、強力なバディでありライバルです。
福岡教育大学で学ぶ学生に一言
自分が、文系である理系であるといった高校までの進路選択に基づく意識を捨てて、幅広く様々な学問領域に興味を持ってほしいと思います。
学生から見た先生の魅力について
飯田先生は、穏やかでとても優しい先生です。私たち学生をたくさん褒めてくださるので、先生とお話をしていると何事も前向きに積極的に取り組もうという気持ちになります。また、先生はいろんな分野に精通されていて、どんな話題でもすぐに返答をくださる大変博識な方でもあります。そんな先生がいらっしゃるルームは海外からの留学生も多く在籍しており、3、4年生、院生、協定留学生共に意見を自由に交わし合うことができる、落ち着いた雰囲気の楽しいルームです。
針間 有美(はりま ゆみ)さん (共生社会教育課程国際共生教育コース)
飯田ルーム所属の3、4年生・院生・協定留学生(各自の空きコマごとに2枚撮影)
准教授 川口俊明
臨床検査技師国家試験(新卒)も98.1%と高い合格率
本学医学部附属臨床検査専門学校の令和5年度卒業者の臨床検査技師国家試験合格率は 98.1%で、全国平均の88.0%を大きく上回る結果となりました。
〇令和5年度 臨床検査技師 国家試験(新卒)98.1%(全国平均 88.0%)
〇令和4年度 臨床検査技師 国家試験(新卒)100%(全国平均 89.5%)
臨床検査専門学校は発展的に解消し、令和6年度以降は、医学部に医療検査学科を新設し学生を募集しています。
本学科は、私立大学で初となる医学部に設置する臨床検査技師養成学科となります。医学部における質の高い臨床検査専門教育を基盤とし、時代のニーズに合ったヘルスサイエンス教育を実現し、メディカルサイエンスに精通する次世代型臨床検査技師を養成することを目指します。