学部・大学院のTOPICS 医療検査学科の新校舎に歴史の礎を築いた第1期生が来訪

受け継がれる教育の精神と、未来志向の学びの場
本学医療検査学科では、長年にわたる専門職教育の歴史を継承しつつ、最先端の学びを実現するため、校舎の全面的なリニューアルを行い、新たな教育環境として生まれ変わりました。
その新校舎に、医療検査学科の前身である「医学部附属衛生検査技師学校」の第1期生11名が、当時教務主任として同校の開設に尽力された田中幹夫先生とともに訪問されました。
医療検査学科の教育は、昭和43年(1968年)に開設された衛生検査技師学校を原点とし、臨床検査専門学校を経て、現在の医学部の一学科へと発展してきました。こうした歴史ある専門教育の蓄積を礎に、医療現場で求められる高度な知識と技術、そして倫理観を備えた臨床検査技師の育成に取り組んでいます。
また、本学科では医学部附属病院との強い連携のもと、実践的かつ臨床に即した教育を展開しています。充実した実習環境に加え、チーム医療を担う人材の育成を重視し、医師や看護師との連携に必要なコミュニケーション能力や多職種理解も深めるカリキュラムを構築。国家試験合格率も高水準を維持しており、即戦力として活躍できる人材を数多く輩出しています。
新校舎には、最新機器を備えた実習室や多目的に活用できるラボなど、実践力を養うための環境が整備され、より高度な学びに対応した空間へと生まれ変わりました。さらに、昨年完成した1号館には、食堂「Medi Cafe」やコンビニのほか、医学科や看護学科の学生と交流できる開放的な交流ステップなどの共用スペースも備えられ、学生の生活環境も大きく向上。より快適な施設のもとで、学生たちは学業に集中できるようになっています。



訪問された第1期生の皆さんは、かつての学び舎を懐かしみながら、最新設備が整った実習室や講義室、他学科との交流の場となる学生ラウンジなどを見学されました。当時の授業や沖縄への卒業旅行など当時の思い出話に花を咲かせながら、「若ければ、ここでもっとたくさんのことを学びたいと思えるほどの充実した環境。ここで学べる学生さんたちがうらやましい」といった声も聞かれ、学生の実習風景を温かいまなざしで見守る様子が印象的でした。
今後も医療検査学科は、時代の変化に柔軟に対応しながら、受け継がれてきた教育の精神を大切に、未来へとつないでまいります。
















