学部・大学院のTOPICS 医療検査学科・新校舎に第1期生が来訪

受け継がれる教育の精神と、未来志向の学びの場
本学医療検査学科は、1968年に開設された「医学部附属衛生検査技師学校」を原点とし、臨床検査専門学校を経て、現在は医学部の一学科として発展を続けています。長年にわたり、臨床検査の専門職教育に取り組み、医療現場を支える多くの人材を輩出してきました。
そうした伝統を土台に、より高度で実践的な学びに対応するため、校舎の全面リニューアルを実施。最新の実習設備や多目的ラボを整備し、これからの医療を担う人材の育成にふさわしい教育環境が整いました。
この新校舎に、医療検査学科の前身である「医学部附属衛生検査技師学校」の第1期生11名と、開設当時に教務主任を務められた田中幹夫先生が来訪されました。開学から半世紀以上の歳月を経ての訪問となり、皆さんは懐かしい思い出を語り合いながら、変化と進化を遂げた施設を興味深く見学されました。
実習中の学生の姿に、「まるで孫を見ているような気持ちになる」と穏やかに語る声もあり、世代を超えて学びが受け継がれていることへの温かなまなざしが印象的でした。「私たちの時代にはなかった素晴らしい環境。若ければ、ここでまた学びたい」といった言葉からは、教育の歩みとその成果を実感されている様子が伝わってきました。



現在、本学科では附属病院との連携を活かした臨床に即した教育を実施し、専門知識・技術の修得に加え、チーム医療を支えるためのコミュニケーション力や多職種理解、医療人としての倫理観も重視しています。国家試験合格率も高水準を保ち、即戦力として活躍する卒業生を数多く送り出しています。
また、新校舎には食堂「Medi Cafe」やコンビニ、他学科の学生と交流できる「交流ステップ」などの共用スペースも整備され、学びと学生生活の両面から充実した環境が整いました。
これからも本学科は、開設当初から受け継がれてきた教育の精神を大切にしながら、時代の変化に柔軟に対応し、未来の医療を支える人材の育成に努めてまいります。
















