学部・大学院のTOPICS 「フィールドワーク基礎Ⅱ」で久留米市東部の魅力を調査
10月24日、文学部情報社会学科(次年度より文学部人文科学科)の1年生を対象とした授業「フィールドワーク基礎Ⅱ」(担当:江藤智佐子教授、伊藤慈晃講師)の学外実習が行われ、学生たちが久留米市東部の地域を訪れました。
本授業は、久留米市の魅力再発見をテーマに、学外でのフィールドワークを通して情報収集や分析の方法を学び、プロジェクトワークに必要な基礎的な知識・技能を身につけることを目的としています。実際に地域を訪れ、人々の声や現地で得られる情報に触れることで、資料やネット検索だけでは分からない久留米の魅力や課題を発見し、その価値を多角的に探究するものです。
今回訪れた久留米市東部の耳納北麓エリアは、耳納連山の豊かな自然に恵まれ、果樹栽培や植木・苗木の生産が盛んな地域です。特に田主丸エリアは、ぶどうや柿などの果物の産地として知られ、果物狩りをはじめ、地域の特色を生かした観光が展開されています。
当日は、道の駅くるめや右田果樹園、田主丸駅などを訪問。学生たちは、店舗のスタッフや来店客におすすめの商品について話を聞き、地域の風景や商品を写真に収めるなど、それぞれの場所が持つ魅力を取材しました。商品の特徴だけでなく、実際に働く人や訪れる人の声に耳を傾けることで、若者目線での久留米の魅力を伝えるための手がかりを集めました。
右田果樹園では、右田英嗣さんからのレクチャーを受けた後、実際に柿狩りを体験しました。フルーツ狩り発祥の地である田主丸エリアでは、果樹栽培という地域の特色を生かした観光農園が発展してきました。学生たちは、樹齢70年から350年までの柿を調査するとともに、観光農園としての取り組みや、来園者に楽しんでもらうための工夫についても取材しました。地域の産業が観光と結びつくことで、どのような魅力が生まれ、地域の特色として発信されているのかを考える機会となりました。
参加した学生からは、「田主丸エリアに来たのは初めて。実際にまち歩きをしたり、体験をしたりすることで、今まで知らなかった魅力を感じることができた」といった声が聞かれました。
今後、学生たちはこの日の調査内容をもとに、学内のメディアスタジオを活用してラジオ番組の制作に取り組みます。フィールドワークで得た情報や地域の人々との交流を振り返り、何を取り上げ、どのような言葉で伝えれば、聴き手に地域の魅力が伝わるのかを考えていきます。
※文学部情報社会学科は2027年4月より文学部人文科学科へ改編されます