地域貢献のTOPICS アビスパ福岡「久留米市応援デー」を学生たちが支援

本学と包括連携協定を締結しているアビスパ福岡では、フレンドリータウン協定を締結している自治体と定期的に、子どもたちの夢を育み地域に活力を与える取り組みの一環としてフレンドリータウン「応援デー」を開催しています。10月4日には、ベスト電器スタジアムで行われたJ1リーグのアビスパ福岡対横浜FC戦が「久留米市応援デー」として開催されました。
当日は久留米市から多くの方々が来場し、ハーフタイムには原口新五市長からのビデオメッセージが流されたほか、スタジアム内の広場では久留米市のPRブースで名産品の販売も行われるなど、スタジアムが久留米市一色に染まりました。
本学の学生たちもこの取り組みを支援しました。人間健康学部スポーツ医科学科の学生がインターンシップとしてスポンサーブースの運営をサポート。また、経済学部のアクティブ・プログラムを受講する学生が久留米市を広くPR。さらに、地元久留米絣の魅力をPRしている法学部の学生がスタジアム内特設ステージでイベントを盛り上げました。
人間健康学部スポーツ医科学科でスポーツ経営学を専門とする行實鉄平准教授のゼミ生は、アビスパ福岡のスタッフ指導のもと、スポンサーブースの運営や集客、VIPルームでのドリンク提供などさまざまな支援を行い、大会運営の一連の流れを学びました。




学生は「スポンサーブースやVIPルームの運営サポートを通じて、準備や進行管理など裏方の仕事を実際に経験できたのは貴重な機会だった。多くの人が関わっていることを知り、連携やコミュニケーションの大切さを学ぶことができた」と振り返りました。
また、経済学部で野崎竜太郎教授のアクティブ・プログラムを受講する学生は、久留米市PRブースを企画・運営。自作した久留米市の特産品や観光名所を紹介するカードを使った神経衰弱や、アビスパ福岡の選手をイメージしたピンで遊ぶサッカーボーリングを実施し、多くの来場者を楽しませました。さらに、自作のパンフレットも配布し、久留米市の魅力を発信しました。






昨年に続き2回目の参加となった学生たちは、「今回のターゲットは子どもたち。子どもが楽しめる企画は大人にも喜んでもらえると思い工夫した。ブースに多くの方が足を運んでくださり、神経衰弱のカードを見て『これ久留米市だったのか』という声もあり、久留米市を知ってもらう良い機会になった」と語りました。
試合前に開催されたスタジアム内イベントには、本学学生による「絣藍ドル・あいくる」が出演。歌や踊りでイベントを盛り上げました。あいくるは、法学部前田俊文教授が法学部の授業を通じて実施しているサービスラーニングから生まれた、伝統産業の振興を目的としたプログラムの一環です。ステージ後は、久留米絣の衣装をまとって会場周辺を華やかに彩りました。




また、同日のベスト電器スタジアムでは、アビスパ福岡の社会連携(シャレン!)プロジェクト「FUKUOKA TAKE ACTION!」の取り組みとして「命つなぐアクション!救命救急AED講習presented by 東京海上日動火災保険株式会社/久留米大学病院」も実施されました。この講習会では、久留米大学病院の循環器や救急を専門とする医師や看護師が講師を務め、今年は医学科の学生もサポートとして参加。多くの参加者の中には子どもの姿もあり、胸骨圧迫やAEDの使い方を学びながら、命をつなぐことの大切さを実感してもらう貴重な機会となりました。

