地域貢献のTOPICS からだについて楽しく学ぼう! 頭蓋骨ペーパークラフト&心臓を知ろう
久留米大学医学部看護学科は、宮ノ陣小学校からの依頼を受け、6年生とその保護者を対象とした体験型学習ワークショップ「からだについて楽しく学ぼう! 頭蓋骨ペーパークラフト&心臓を知ろう」を、10月28日に同小学校の体育館で開催しました。
ワークショップの概要と目的
このワークショップは、子どもたちが身近な体の仕組みに関心を持ち、科学や医療・看護への興味を育む機会を提供することを目的として、「楽しく学ぶ」ことを重視して実施されました。
指導を担当した医学部看護学科の嵯峨 堅教授とサポートの看護学科学生4名と共に、参加者は頭蓋骨の実物大模型を観察しながら、ミニ頭蓋骨ペーパークラフトを組み立てる作業を行いました。
この「ミニ頭蓋骨ペーパークラフト」は、嵯峨教授が、福岡県久留米市を拠点とする抜型製造・カッティングサービスを行う㈱モリサキさんの協力を得て制作した、オリジナルの教育教材です。参加者は、手を動かす工作を通して、頭蓋骨の構造や役割について具体的に学びました。
また心臓についても、心臓の原寸大シールを自分の心臓の位置に貼ったり、分解できる模型を実際に触って大きさや構造について学びました。
参加者の声と学生の学び
参加した小学生からは「模型を見ながら作ったのでとてもよく頭蓋骨の仕組みがわかった」「心臓の大きさもわかって貴重な体験だった」「おもしろかったので、自主学習でも調べたいです」といった、学びと楽しさが伝わる感想が聞かれました。
また、見守った保護者の方々からは「実際に手を動かして作るので子どもたちも理解がしやすいと思いました、見ている自分も勉強になりました」「なかなか見ることはできない頭蓋骨や臓器を模型を使って、知ることができ、親子でとてもいい経験になりました。」「医療系のテレビドラマにはまって、ドクターブンブンのイベントなども行ったことがあります。最近興味がほかに移っていましたが、こういうワークショップを体験してまた興味を持ってくれたらうれしい」といった声が寄せられました。
今回サポートを務めた看護学科の学生からは「小学生が模型に興味を持って、質問してくれました。知らないからこそ出てくる質問もあり、一緒に体のことを学べてよかったです」といった感想があり、小学生に教えることを通じて地域貢献の意識を高めるとともに、分かりやすく伝えるためのコミュニケーション能力の向上に役立つ貴重な機会となりました。
今後も久留米大学医学部看護学科は、今回のワークショップで得られた学びを活かし、地域社会への貢献を目指した活動を継続してまいります。