地域貢献のTOPICS 「ekinico」プロジェクト南久留米駅でクリスマスマルシェを開催

「ekinico」プロジェクト南久留米駅でクリスマスマルシェを開催

JR九州が昨年10月にスタートした「ekinico(エキニコ)」プロジェクトは、にぎわいを失いつつある無人駅や遊休スペースを地域の人々と共に活用し、持続可能な駅の再生を目指す取り組みです。

久留米市の南久留米駅は、かつて多くの高校生や大学生が通学に利用していましたが、現在は無人駅となっています。2023年度に本学の基盤教育科目「グローカル・キャリア」(酒井佳世准教授担当)を受講した学生たちは、授業の一環として南久留米駅の活性化案をJR九州へ提案。そのアイデアが評価され、以降、学生たちも本プロジェクトに参加しています。これまでに、クリスマスマルシェやお花見イベントなどの企画・運営にも取り組んできました。

12月20日には、使われなくなった駅事務室を活用して作ったシェアキッチン「Share Kitchen Minamikurume」の1周年を記念してクリスマスイベントが開催され、学生たちも協力しました。

クリスマスにちなんだワークショップ
クリスマスにちなんだワークショップ
ツリーやイルミネーションで飾られた会場
ツリーやイルミネーションで飾られた会場

当日は「Share Kitchen Minamikurume」の出店者による飲食ブースや、近隣園に通うの子どもたちによる出し物、学生が企画したクリスマスカードやリース作り、謎解きゲーム、モルック輪投げなどが行われ、来場者は各ブースで思い思いに楽しんでいました。会場には焚火を囲むスペースも設けられ、来場者は焼きマシュマロを楽しみながら家族や友人と心温まるクリスマスのひとときを過ごしていました。

さらに、この日は特別企画として、幻の豪華列車をコンセプトにした観光列車「或る列車」のお見送りイベントも開催。南久留米駅に約3分間停車すると、参加者たちは旗を振ったりシャボン玉を飛ばして列車を出迎え、写真を撮ったりしながら盛り上がっていました。

夜にはイルミネーションが点灯。ランタンの光や焚火のあかりに照らされた駅舎周辺の広場は、幻想的で温かいクリスマスの風景を演出していました。

※「ekinico(えきにこ)」について(JR九州Webサイトより)

~名称コンセプト~

「駅でにっこり」「駅に行こう」という、駅のポテンシャルを視覚的に感じさせる名称としています。また”nico”には、すべての人と連携して継続的に駅に光を照らすおもいを込めています。

JR 九州ではこれまで「九州 DREAM STATION」をはじめとして、様々なかたちで”地域の皆さまと協働した駅・地域の賑わいづくり”に取り組んでまいりました。

今回、主に無人駅など、にぎわいを失いつつある駅舎にうまれた遊休スペースを地域の皆さまと一緒に工夫して活用し、持続可能な駅のにぎわいづくりを目指す新たな繋がり「ekinico」をスタートします。

JR 九州はこれからも “地域の皆さまと協働した駅・地域のにぎわいづくり”に取り組み、九州の元気をつくり続けます。

プロジェクトに参加した学生たち
プロジェクトに参加した学生たち