地域貢献のTOPICS 久留米大学医療センターが「血管・睡眠・認知症予防」に関する市民公開講座を開催
血管・睡眠・認知症予防の観点から「健康寿命」を延ばすヒントを紹介
2026年2月21日、久留米大学医療センターにて、「明日の健康を語ろう」と題した「第20回市民公開講座」が開催され、オンラインでの参加を含め、多くの地域住民の皆さまにご参加いただきました。
今回の講座では、日常生活と深く関わる「血管」「睡眠」「認知症予防」をテーマに、医師や看護職がそれぞれの専門的立場から分かりやすく解説しました。
【講演】「足の血行を悪くする病気」 講師: 佐々木 健一郎(循環器内科 准教授)
最初の講演では、循環器内科の佐々木 健一郎准教授が登壇し、「足の血行を悪くする病気」をテーマに講演を行いました。動脈硬化などにより足の血流が低下する疾患について、初期症状や注意すべきサイン、早期発見の重要性を具体例とともに紹介し、病気が及ぼす影響や治療について説明しました。また、「歩くと足が痛くなる」「足が冷えやすい」といった日常の小さな変化が、病気のサインである場合があることを紹介し、早めに医療機関を受診することの重要性を強調しました。
【講演】「『睡眠時無呼吸症候群』~心身に及ぼす影響と診断・治療について~」 講師:土生川 光成(精神神経科 教授)
続いて、精神神経科の土生川 光成教授が、「睡眠時無呼吸症候群~心身に及ぼす影響と診断・治療について~」と題して講演しました。睡眠時無呼吸症候群(SAS)とそれを確認するためのポリグラフ検査について説明し、病気による睡眠の質の低下が、高血圧や心疾患、日中の集中力低下などにつながることを示しました。また、治療法であるCPAP療法(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)などについても分かりやすく解説したうえで、「いびき」や「熟睡感がない」といった身近な症状から、睡眠の状態を見直すきっかけとしてほしいと呼びかけました。
講演終了後 「手を動かして、心も元気に!『認知症予防とレクリエーション』」 看護部・リソースナース会
講演後には、「看護部・リソースナース会」によるセッションが行われました。リソースナース会とは、特定の分野で高度な知識と技術を持ち、患者や家族に寄り添いながら質の高いケアを提供する認定・専門看護師で構成された会です。
久留米大学医療センターでは、リソースナース会を組織し、看護の質向上を目的とした勉強会の開催や、院内外での支援活動を展開しています。
今回のセッションでは、その一人である認知症看護認定看護師の中島 純子氏が、「手を動かして、心も元気に!『認知症予防とレクリエーション』」と題し、認知症に関する基礎知識や予防の大切さについて解説しました。あわせて、体を動かしながら楽しめる認知症予防のレクリエーションを実践し、自宅でも取り入れやすい内容として紹介しました。
講座の最後には、リソースナース会の代表者でもある原﨑 礼子看護部長が参加者への謝辞を述べ、閉会となりました。
久留米大学医療センターは、今後も市民公開講座をはじめとした取り組みを通じ、地域の健康づくりに寄り添ってまいります。