地域貢献のTOPICS 健康統合アプリ「WBFくるめ」を活用した健康増進の取組に関する 記者会見を実施

久留米大学は佐賀県基山町と連携し、健康統合アプリ「WBF(ウェル・ビーイング・フロム)くるめ」を活用した住民の健康増進に向けた新たな取組を開始します。この取組に関する記者会見を、2026年5月21日、基山町役場にて行いました。

本事業は、本学と基山町が2019年度に締結した包括連携協定を基盤として進めてきた地域健康支援の取組をさらに発展させるものです。健康分野におけるデジタル化の進展を踏まえ、本学が監修し、株式会社オケイオスの協力のもと開発した健康統合アプリ「WBFくるめ」を活用することで、住民一人ひとりの健康状態の“見える化”と、行動変容の促進を目指します。

当日は、内村直尚学長、松田一也基山町長をはじめ、関係者が出席しました。内村学長は挨拶の中で、「住民の皆様が、自らの健康状態への“気づき”を得て、主体的に健康づくりに取り組むことが重要である。本取組が、地域全体で住民の健康を支える新たなモデルにつながることを期待している」と述べました。

続いて、高次脳疾患研究所の小路純央教授より、事業概要について説明を行いました。「WBFくるめ」では、歩数、睡眠、食事、運動などの日常データの記録に加え、マイナンバーカードと連携した健診結果の確認、セルフ問診、チャット機能を活用した保健指導など、多面的な健康管理支援を行います。また、スマートフォンやウェアラブルデバイスとの連携により、生活習慣データを継続的に蓄積・分析し、健康状態の変化を可視化します。

さらに、AI解析やPHR(Personal Health Record)の活用を通じて、糖尿病や慢性腎臓病などの生活習慣病予防・重症化予防に加え、基山町が取り組んでいる介護予防健診とのデータ連携を考えており、フレイル予防、認知症予防など、中長期的な健康支援につなげていきます。

本取組では、従来対面中心であった保健指導に、デジタル技術を取り入れることで、チャット機能などを活用しながら、時間や場所に制約されない遠隔でも可能な継続的な支援体制の構築を進めます。住民の健康行動の変容を促進するとともに、健康寿命の延伸や医療費適正化への貢献も期待されています。

また、本事業は、基山町、久留米大学、鳥栖三養基医師会、三養基鳥栖地区歯科医師会、鳥栖三養基薬剤師会、株式会社オケイオスによる産学官連携体制のもと推進されており、地域全体で住民の健康を支える医療DXモデルの構築を目指しています。

久留米大学は今後も、地域社会との連携を通じて、地域課題の解決と健康長寿社会の実現に貢献してまいります。

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